工場建設(設計・施工・改修)の技術紹介|食品工場建設・医薬品プラントエンジニアリングの「キリンエンジニアリング株式会社」

工場建設(設計・施工・改修)の技術紹介|飲料・食品工場建設、医薬関連施設の総合プラントエンジニアリング会社、キリンエンジニアリング株式会社

工場建設 FACTORY CONSTRUCTION

工場敷地内での再編成REORGANIZATION

敷地内にある複数棟の再編成やS&Bにおいて豊富な実績があります。
お客様の目的にとってベストな(製造品質・安全・環境・予算等に配慮した)
「再編計画の作成/プランニング」から、設計・施工・試運転調整の最後まで
責任を持って実施してまいります。
併せて一貫責任体制のもとに「全体調整・工程管理・予算管理・品質管理」を実施します。

技術説明

このような課題は
キリンエンジニアリングに
お任せください!

  • 工場リニューアルの経験が無く不安。豊富な経験を活かし、最適なプランをご提供します。
  • コストがいくら必要なのか分からない。リニューアルに必要なコストをご提示します。
  • 工事期間がどれくらい必要なのか分からない。計画作成から竣工までに必要な工事期間をご提示します。
  • 日常業務に忙しく手が回らない。一貫責任体制の基、プロジェクトを遂行し、
    お客様の負荷を最大限に軽減します。
  • 生産量を落とさずリニューアルしたい。お客様の生産計画を十分に把握し、工事計画を作成します。
  • リニューアル中の製品への異物混入が心配。しっかりとした養生計画を作成します。

特長

スクラップ&ビルド実績
  • 安全・安心な工場づくり
  • 既存工場の老朽化による建替
  • 製造ラインの整理

1年目

企画段階からお客様と一体となり、工場再編の検討をしました。いくつかの提案の中から最終的にはお客様に御判断頂き、D棟の既設ラインの撤去を開始しました。

START

着手前

STEP1

工場D棟
既設ライン撤去

2年目

S&B予定のB棟から既設ラインをD棟に移設しました。また、製造休止を最小限にするため、建屋を半分だけ解体・新設を行いました。

STEP2

工場B棟の
既設ラインを
D棟に移設

STEP3

工場B棟の
一部倉庫・
工務課を解体

3年目

新設したE棟にB棟から既設ラインを移設しました。E棟は後で建設するF棟と一体となるように設計をしました。

STEP4

解体跡地に
E棟建設

STEP5

工場B棟の
既設ラインを
E棟に移設

4年目

E棟と一体となるF棟を建設し、F棟に新たにラインを新設しました。

STEP6

工場B棟
解体・跡地に
F棟建設

STEP7

F棟に
ライン新設

見学対応施設
(査察対応、一般見学の『見せる工場』と『魅せる工場』)
VISIBLE FACILITY

お客様の工場建設のコンセプトを抽出し最適な"見せたい"+"魅せたい"を具現化します。

取引先および製品バイヤー様向けの見学者対応施設から一般見学者対応施設について、当社で数多くの工場建設で培ってきた『見せる工場/魅せる工場』の手法を導入し、最新技術やトレンドを盛り込んだ最適なご提案を行なわせて頂きます。また、お客様のニーズを具現化した工場づくりを行います。

見せる
工場

取引先及び製品バイヤー様向けの例
A社様 -「乳製品」製造ライン見学者施設

「明るく・清潔感のある工場を印象付け」かつ、
製造工程の見やすさに配慮した見学者通路を計画。

  • 製造ラインを見下ろす窓

  • ホールと通路は照度を高め、
    仕上げは白を基調

B社様 -「ドレッシング」製造ライン見学者施設

安全・安心な商品の製造状況の見やすさに配慮した
見学者スペースを計画。

  • 通路の床面を高くして、製造室内を見やすく
    製造ラインを見渡せる位置に配置

  • 製造ラインを見渡せる位置に配置

魅せる
工場

一般のお客様向けの例
C社様 -「即席めん」製造ライン見学者施設

製造工程と製品を身近で観賞・体感していただく様に、
美術館のような雰囲気の中で見学の皆様に喜んでいただける仕掛けを用意しました。

  • 壁紙に製品パッケージをプリント

  • 製造室の壁全面をガラス貼り

  • 自動倉庫の壁に窓を設置
    各説明コーナーに原料・資材等のサンプルを用意

  • めん製造の上流から下流まで見えるように、
    製造ラインの中央上部に通路を配置

キリンディスティラリー富士御殿場蒸留所 -「ウイスキー」製造ライン見学者施設

話題のプロジェクションマッピング技術を導入し、
迫力ある映像で蒸留所の魅力をお伝えします。

キリンビバレッジ滋賀工場 -「飲料」製造ライン見学者施設

キリンビバレッジ滋賀工場の誕生・キリンビール滋賀工場40周年を起点として
これまで獲得できなかった新たなお客様との「タッチポイントの場」を具現化。

  • 原料の産地を紹介

  • お子様をターゲットにしているため、
    見やすさと安全に配慮

  • 製造ライン全体を見渡せる位置に
    全面ガラスを設置

  • 見学者自身が紅茶を入れて
    試飲できるコーナーを準備

キリンビール仙台工場 -「ビール」製造ライン見学者施設

東日本大震災復興と「食の安全・安心」「おもてなし」「人と社会の絆」「新しい発見」
をコンセプトとして見学者通路をリニューアル

  • エントランスでホップの大きさを体感

  • 製造ラインの大きさを生かし通路を構成

  • 製造ラインの大きさを生かし通路を構成

  • 実物大の構造タンクで実感

フードディフェンス (FSSC対応)FOOD DEFENSE - FSSC

現在の食品工場は安全・安心な製品を提供することが必須要件になっており、工場のフードディフェンスは勿論、FSSCやHACCPの認証取得は近年の食品企業様には避けては通れません。キリンエンジニアリングは、キリングループや食品・医薬品工場の豊富な実績をもとに工場計画立案の段階で導入の考え方を提案致します。

技術説明

要素 ~抑止・予防・追跡・対応~
悪意を持った人間による
意図的な食品への攻撃により、
消費者、企業、経済社会に
損害と影響を与える事を、
抑止・予防する
阻止できなかった際に生じる
食品被害による損害と影響を、
可能な限り減少させるため、
物品を 追跡可能な状態にする
と共にメディア等への
対応策を立ててておく

【参考】類似語

フードセキュリティー
安全で栄養のある食品を全ての人がいつでも入手できるよう保証し、食品の安全を確保すること。※
フードセーフティー
食品供給行程における危害因子のリスクを評価・管理を行い、危害因子による汚染の防止及び低減を図り、食品の安全を確保すること。※
  • ※今村知明編著「食品テロにどう備えるか?食品防御の今とチェックリスト」より
一般的なセキュリティ対策との比較

例:情報セキュリティの思想

抑止
予防
検知
100%の予防は無い
回復
「回復」にフォーカス

フードディフェンスの特性

抑止
予防
100%の予防は無い
検知
被害者の回復企業の信頼回復
とも、
非常に困難
回復
抑止・予防に力点
被害拡散阻止・十分な説明責任
目標設定 ~100%のディフェンスは存在しない~

フードディフェンスを確立するには、サプライチェーン全体で取り組まなければ成り立ちません。
よって、本質的なフードディフェンスを自社で完結させる事は、ほぼ困難です。

図 フードサプライチェーン

  • ※参考:日本規格協会 フードディフェンス対策と食品企業の取り組み事例

食品テロの起こる可能性や起きた場合の社会への影響度は、各企業により異なります。
企業・事業ごとに検討した上で、フードディフェンスの「目標」を定める事が重要です。

施設面(ハード)では何ができるか。何をすべきか。
POINT
  • ハードへ投資することで効果が期待できるのは、「抑止」「予防」「追跡」。
  • カメラ監視対策は有効だが、カメラだけでは「抑止」「追跡」しか期待できない。
  • 悪意ある者を物理的にシャットアウトする「予防」を満足するには、
    入場者属性を徐々に絞るディフェンスライン(施錠)の計画が必要。
  • 必ずしもカメラやハンズフリータグ(RFID)を導入しなければならないわけではない。
  • トレーサビリティシステム導入は「追跡」の必須条件。

抑止・予防

車両・ドライバー入場管理

従業員入場・入館管理

ハンズフリータグ(RFID)による
アクセスレベル設定

抑止・追跡

場内(外部)監視

館内監視

データ管理と保管(30日以上)
※冷凍出荷品を除く

ハードで実施可能なフードディフェンス
~セキュリティラインの構築とレベルに応じた管理~
セキュリティライン構築のポイント

1次セキュリティライン

  • 屋外メンテナンス業者
  • 車両運転手 など

2次セキュリティライン

カードキー所持

  • 入出荷業者
  • 廃棄物業者
  • 清掃業者
  • カードキー貸与外部者

3次セキュリティライン

RFID所持

  • 製造エリア従業員
    (入荷・製造・出荷)
  • 清掃業者 など
個別施錠管理 : 機械室・薬品庫
Case 1 製造エリア従業員の入場
  • 社員証(カードキー兼用)で入場
  • 社員証(カードキー兼用)で入館
例:
  • ペンダント式
  • 白衣に埋込み式
  • RFIDは非接触通過可能
  • 個人毎に入室制限を掛ける事も可能
  • RFID回収
    (持ち帰らせない)
Case 2 入出荷業者の入場
事前準備: 原則として、業者はあらかじめドライバーと車両の登録申請を行う
  • 車番認識システム
  • ドライバー自動顔認証
  • 新規者用インターホン
  • ドックシェルターにつけた後は入荷前室にはカードを使って入場
  • RFIDを所持していないので自動ドアでロックされる
  • 3次セキュリティラインには入れない
  • 入構と同様の管理で正確な退出を確認

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